生活介護Kakara様でのドラムサークル
参加者様・・・利用者さん19名+スタッフさん
パートナー・・・カケル君
人が集まり輪となる。
語り合う、傾聴し合う、ハートフルなサウンドでの
『音の対話』
ドラムサークルは、『タイコの輪』ということだけでなく
本質は、タイコを持った『人』
その人たちの心、この空間をどのような色にしたいのか?・・・という『思い』と『思い』が繋ぐ、
お互いにうちとけて楽しむ『和楽(わらく)』の場所なのです。
2ヶ月に一度、こちらのKakaraさんでドラムサークルをさせていただいていますが、人と人との繋がりを普段から大切にしているところなんだなぁ~と、感じます。行くたびに利用者さんから歓迎していただき、開催しやすい良い雰囲気を作っていただいて。。
龍笛に耳を傾ける
今回のパートナーはカケル君、Kakaraさんは初めての現場となる。
いつものパートナーはスミちゃん。始まりの合図はインディアンフルートなどを演奏してくれるが、
今回はカケル君の龍笛でスタート。
初めて聞く音色(僕も初めて!)皆さん、興味津々で耳を傾けていました。
もう少し騒々しくなると思っていたのですが、聞き入ってるので、僕もジャンベをそこに合わす。
ジャンベからシェーカーに持ち替えたとき、利用者さんのひとりが手拍子を。
その方のビートに乗り、皆で手拍子。一人ずつにシェーカーをお渡ししリズムを自然に合わせていく、、。
参加型コンサートのはじまりのようだー。
いきなりこんなことができるとは思っていなかった!素晴らしいオープニングを体験できました。
近い距離感
今回はなんとも距離感が近い。
人数がいつもより少なかったというのもあったかもしれませんが、
ギュっと集中力が真ん中に集まってくるような時間をすごさせていただきました。
サークルのすぐ横でソファに寝そべりながら参加し、
フレームドラムを叩いてくれていた利用者さん。
この方も、まぎれもなく輪の中に入って参加してくれていました。
今日のリズムゲーム、コール&レスポンス。
これはファシリテーター(僕)がリズムを出す→参加者の方が真似をするというものです。
今回、利用者さんから数名、コール&レスポンスのゲームをしました。なかなかのリズム感!
いや、そうくるかー!高度すぎる!というリズムを出してくれました。これはもうちょっとやっても良かった。
もっと面白くなったと思う。また次回のお楽しみにしよう。
音を出すのはそれぞれの意思。出さないのもそれぞれの意思。
オーケストラであれば、曲の中でしばらく休み(レスト)のときもあれば、演奏するとき、ソリストのとき、
いろいろあるように、ドラムサークルのような即興演奏でも同じこと。
みんな音をよく聞き合って、場にあった音を奏でている。
まさにDrum JAZZ!あっという間の時間でした。
『いま、ここ』の経験。過去の経験を昇華した上での『いま、ここ』の自分。
一人ひとり、それぞれが素直に奏でる音は、まるで人生を語っているようだー。
その『いま、ここ』の時間は、すぐに『つい最近の出来事』に変わる。
その連続が経験となり、人生を形成していく。
利用者さんにとって、スタッフさんにとって、相棒のカケル君にとって、僕にとって、
たった一度の今日という日に体験したドラムサークルは、どんな意味を持っただろうか?・・と考える。
この経験、皆さんにとって新たな経験のきっかけとなりますようにー。
今年のKakaraさんは終わり。来年もまたいろんなストーリーを作っていきます。