守・破・離(shu/ha/ri)~ドラムアバウトJAPAN2019​~後半

高校でのドラムサークル

1コマ30分ほどの短い時間

前回の続き・・

 

学年ごとに30分ずつのドラムサークルをして、

最後は全校生徒でドラムサークルという流れ。

それぞれの学年の導入部分、

(つまり1人目のファシリテーター)は僕にとったらプレッシャー(笑)

僕のチームはノリペンが「私が最初にするね」と言ってくれた。『ホッ』←僕の心の安心感(笑)

 

全国各地で活躍するファシリテーター、その人たちがファシリテートする姿はめったに見れない。

 

その中で各学年の1人目ファシリテーターを注視した。

 

1年生のファシリテーターは鍵ハモでおなじみの美穂ちゃんからスタート。

彼女は以前見たときに比べ、懐が大きくなった気がする。

存在そのものがサークルの中を安心をさせてしまう。

距離感がすごい近く感じるところが僕の思う美穂ちゃんのイメージだったが、今回は更に近い。

 

この中に参加してる人たちほとんどが、美穂ちゃんのもつ柔らかい雰囲気&芯の強いパワーに引き込まれて、この上ない幸福感に包まれながら、忘れられない時間を共有したのではないかと思う。

 

2年生のスタートはノリペン姐御。僕がドラムサークルを始めたとき、目標としていたオレンジブンブン三姉妹の一人。僕の中では「これぞドラムサークル」という流れで自分の中でものすごい安心感。

その流れで僕とバトンタッチなんで、ものすごくやりやすかった。

ノリペン姐御のおかげで僕もファシリテーターを楽しめた。

 

3年生のスタートはまっちゃん。

もう、、なんでこんなことになるんだ?というくらいの生徒の弾けぶり。

開始10分そこそこでこうなったらあとはどうすんねん!?っていうくらいの破壊力(笑)

3年生のときが他の学年に比べて極端に時間が短く感じるくらいだった。

これこそまっちゃんの神髄なのか?

生徒たちは高校生活最後の夏の忘れられない思い出になったと思う。

 

もちろん、各学年とも1人目のファシリテーターを受け継ぐ2人目、3人目が重要な役割をしたことは言うまでもない。(さりげなく自分も褒めています)

 

終了後、キャメロンからも僕を含めて全員、具体的に良いところをフィードバックをいただいた。

 

>>こちらの高校でのドラムサークル(高校のブログ)>>

守・破・離とは

とある質問で、キャメロンから「守破離」という言葉がでた。

その質問に対する答えが「守破離」だったのだ。

日本語の「守破離」を発するのは驚きなのだが、

この「守破離」というのは3年前の来日時、キャメロンの印象を守破離という言葉でブログの中で表現させてもらった。

 

そのあとにキャメロン自身もフェイスブックで守破離のことを紹介しており、3年たった今でも守破離という日本語を覚えているっていうのが驚きだ。

 

守破離=もとは千利休の訓をまとめた『利休道歌』にある、「規矩作法 守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」を引用したものとされている。(ウィキペディアより)

守破離のことを書いたブログはこちら>>

 

その時は自分が守るべき型を備えているか?と思っていたが、

3年経った今、確かに自分の中に守っている型を持っていると実感できる。

 

そうだ、型を持っているとなれば破らねば自分自身の成長はない。

「型がある人間が型を破ると『型破り』、型がない人間が型を破ったら『形無し』」

と言われるように形無しなムチャクチャな人間にならないように。

逆に型を破ることなくただ停滞してしまったらつまらない。。と再認識できた。

 

何をするにも迷って何もしないなど停滞というより後退だ。

 

この研修に参加した意味は、このことを再認識するためにあったのだー。

 

和太鼓とコラボ

最後は全校生徒でのドラムサークル、キャメロン&トムトムでコ・ファシリテーターを。

このコ・ファシリテーターはうまくいってもうまくいってなくても(笑)面白い。

 

7/20三日目

この日はコミュニティドラムサークル

和太鼓とのコラボが課題となっている。

 

どうやって音の大きい和太鼓とドラムサークルをコラボさせるか?というのが重要な課題。

 

 

おそらくタイコ界では音量最大級のタイコ=和太鼓。。。

そのタイコの前ではジャンベなどの音はかき消されるであろう。。

 

このコラボ、結論を言えば

『むちゃくちゃ楽しかった』

僕はただの参加者としての参加で、和太鼓の力強さを堪能でき、ドラムサークルの楽しさも満喫できた。これはこの場を作ってくれた最強のファシリテーターチームに感謝したい。と、同時にファシリテーターの重要性も感じる。

 

そして僕はこれを最後に帰ることになる。(本当は7/21の四日間)

画竜点睛を欠く

『最終日のクロージングに参加できない!』

 

こういうのを、画竜点睛に欠くと言うんだろう。

自分の中で完結できてない感がある。

 

画竜点睛とは、竜を描いて、その睛(ひとみ)を書き加えたところ、竜が天に昇ったという故事から、

物事を完璧なものにするための最後の仕上げのことをいう。

 

最後のクロージングに参加できない。。

 

これでは、次に向けて飛び立てないやん(笑)

 

当然ながら、これは自分で決めた選択である。

 

僕の中でいつもある思いは、、

 

『ファシリテーターは自分に向いてないんでないか?』

・・というをずーっと持っている。

その時によって大きくなったり小さくなったりするが、この時期、ちょうど大きかった時期。

 

そういうことがあり最初の『一時は参加を見合わせた』につながる。

 

結局、自分がやりたいのか?やりたくないか?だけが重要であり、

向いてるのか?向いていないのか?って、ぜんぜん関係ないって思って参加。

ただ最終日に仕事があるので帰るという中途半端感(笑)

 

このストーリーも自分で決めた選択である。

 

It is the heart that is important~大切なのは心です~

学校でのドラムサークルを見て思ったこと、

キャメロンのフィードバックを聞いて思ったこと。

 

同じ経験、

同じ知識、

同じ場所、同じものを見ても

それぞれの心のフィルターを通れば表現するものがまったく違う。

 

仮に同じことを感じたとしても、表現するものは一人ひとり違う。

 

 

それぞれの心というフィルターを通って表現されるものは違うのだ。

心というのは繊細で微妙なもんなのだ。

 

僕が見たキャメロンの人柄は『慈悲の心に満ちあふれている』と感じる。

 

僕の思う慈悲とは、

例えば、出来の悪い息子だったとしても、

『あんたはホンマはデキる子やねん』

と言って信じて疑わず、見返りも求めないお母ちゃんみたいな心や。

 

キャメロンのおかげで、僕ら子供たちは伸び伸びと普段以上の何かを求めて学ぶことができたと思う。

今回、全国のファシリテーターを見て学び、研修で学び、自分の知識の中に蓄えた。

それまでの経験も知識も上書きをした。

これらを生かすとき、意味のある何かになるのか、意味のない何かになるのか、、

自分の心のフィルターで決まる。

 

同じ目指すのならキャメロンのように

『慈悲の心に満ちあふれている』そんな心を目指したいものだー。

 

 帰宅し次の日、フェイスブックには僕の経験しない四日目の画像や感想がアップされる。。

写真は修了書を持って集合写真。

 

「あーこの写真、入りたかったなぁー」寂しく感じていると、、

まっちゃんから「私、てっちゃんの修了証を一緒に握ってるんだよ」と・・。

 

あ、よく見たら2枚もってるやん!、、と気が付き。

「これで次へと飛び立てる!!」と満足。。(かなり単純な発想・・ 笑)

 

いや、まっちゃんも慈悲深いねん。。

ここに集まったファシリテーターはもちろん、僕は慈悲深いファシリテーターしか知らない。

 

今回のストーリーを自分のすべてで感じることができて良かった。

ドラムサークルを通して、、出会った人たち、経験、すべて僕の人生の血肉となっています。

 

その血肉になったものをドラムサークル活動はもちろん、

僕のすべての活動においてアウトプットしていけるのが嬉しい。

 

2年後にキャメロンと、みんなと再会できるのが楽しみです。

自分のやりたいこと、、いっぱいありすぎる(笑)

 

また2年後、いっぱいのものを血肉にしてみんなと会いたい。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 

次回のコミュニティドラムサークル→8/18(日)です。

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