今回の生活介護Kakara様のドラムサークルも
僕と相棒のスミちゃん(どんちゃか村)を
異次元の空間に連れて行ってくれた。
タイコが叩ける!?と感じての興奮気味の利用者さんたちは、言葉を使ってのコミニケーションでなくて、感情をそのまま僕たちに見せてくれる。
重度障がいの方とのドラムサークルは
今回3回目といえど、
まだまだ緊張気味の僕とスミちゃん(笑)
例えば、一緒に遠足に出かけて、
早く目的地に着きたいという僕らと、道中の景色を楽しみたいという利用者さん、、というような感じで、同じ空間を楽しめていない状態。。これが、本日のドラムサークルの始まりだった。
はじめて、、輪になってアンサンブルになったー。
・・といってもベテランファシリテータ-の天才スミちゃん。。
全編を通し、『音で対話』というストーリーで、歌、ウクレレ、インディアンフルートを使って、時には一緒に声を出し、呼びかけにシェーカーで反応してもらって、としているうちに自然に輪になって座ってるー。。輪になって座ったのは3回目にして初めてかもしれない。。
最初は興奮気味で全然バラバラな方向を見ていた利用者さんの意識が、輪になってひとつになった。
ドレミパイプの音、和音で奏でるリズムの反応はスタッフさんも驚く反応があった。
歩調を合わせる。偶発なものをみつける。
ドラムサークルは人生を学べる素晴らしいストーリーだと思う。
どんなに成功している人生のストーリーを持っている人でも、
筋書き通りの生き方をしている人はいないだろう。未来など誰も予想できない。
予想できない未来のストーリーの脚本を書くことなど不可能なのだから。
今日のドラムサークルは全員が他の人の歩調にあわせていき、歩調が合ったところが今日のコミュニティの程よい空間となった。
ハッキリ言って何も考えない僕とスミちゃんが(笑)無意識にしていたこと、、
それはコール&レスポンスを通しての音での『対話』。
『今ここの瞬間』の『対話』だった。
最初はこちらの呼びかけにシェーカーで反応していただき、
目立った音を出せる利用者さんにはこちらが音で応え、
そのパターンをモデルケースとし、
他の方へも同じようにコール&レスポンスをするよう促せることができた。
それがドレミパイプを使用して同じようにコール&レスポンス。
やってることは同じだけど、、聞こえる音は和音に変化した。音の変化に気が付く利用者さん。。
予期せぬ偶然の出来事をファシリテーターはもちろん、利用者さん、スタッフさんが面白いものとして発見し、発展させていく。
ドラムサークル終了後はスミちゃんと『振り返り』をして
偶発の連発がまるで計算されていたかのようなストーリーで全てが無駄ではなかったことに驚く(笑)
人生も偶発的なものの連続だー。
『今ここの瞬間』の連続が未来へつながる。行きたい場所という目標があっても、
『今ここの瞬間』を見ていなかったら、
せっかくの学べるチャンスも、飛躍するチャンスも見つけることができないだろう。
ドラムサークルは好奇心、柔軟性、冒険心を試される。。
簡単に言うと遊び心を試される安全な場所だ。
言わば、公園の砂場のような場所(この表現はこちらのブログを参照>>)
ドラムサークルというもを体感して感覚的に腑に落ちていけば自ずと、人生のヒントがここに隠されているということがわかっていくと思う。
『そんな大袈裟なって?』
まー、そう言わずにぜひぜひ、身近にドラムサークルをしている場所に足を運んで感じてほしいと思う。
コミュニティドラムサークル
こちらでさせていただいてるドラムサークル、
一般の方も参加できるコミュニティドラムサークルを開催しています。
法隆寺のある斑鳩町(奈良県生駒郡)『いかるがホール』のリハーサル室でさせていただいています。
次回は11月17日(日)13:30~開催します。
初対面の方と挨拶はそこそこに、タイコを叩いてリズムで繋がるコミュニケーション!
是非、ご参加ください!
定員に限りがありますのでご予約をお願いしますね!
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